おもちゃと子供

不妊治療について思う事

笑顔の女の子

「子供のいない老夫婦が~」という語りで始まる昔話はたくさんあります。ただ昔は平均寿命が短かったので、老夫婦扱いされる登場人物達は、実際には30代くらいだった、という見解があります。子供が出来るようにと必死で祈る昔話の夫婦の姿は、形は違えど、不妊治療に勤しむ現代版の夫婦となんら変わりありません。不妊は、昔から身近な問題だったのです。
成功率の低さやコストの高さ、肉体的にも精神的にも患者の負担が大きいなど問題もありますが、現代では、人工授精や体外受精といった不妊治療が可能になってきました。代理母出産という手段もあります。神仏に祈る事しか出来なかった時代には考えられなかった方法で、子供を授かる可能性が増えたのです。
しかし、こうした不妊治療の進歩によって、様々な新しい問題が生まれています。例えば、代理母出産についてですが、子供が欲しいと願う人がいれば、それがビジネスになるのは理解できます。全てが契約通りにいくなら、このビジネスに問題はないと思うのですが、上手くいかなかった時の事を考えると、どの過程で問題が起きたとしても、何か間違った、恐ろしい事をしているのではという気がしてくるのです。
子供を持つ気のない私は、本気で不妊に悩む人の立場にはなれないのかもしれません。完璧な契約書や法律を作ればいいってもんじゃないと思うあたり、すべての治療法に賛成できるわけではないという事なのでしょう。